SanDisk Ultra Plus 120GB耐久性テスト


SanDisk Ultra Plus

本SSDはSanDiskの現行最新の廉価版のSSDだ。現在、アマゾンの低価格帯の筆頭を勤めている。。

2015年4月9日に寿命を迎えた。総書き込み量約500テラバイト。


■2014年現在のSSDの寿命

【メーカ公開の耐久性データ表・クライアント用】

公開メーカ 保証書込容量(TBW) 5年換算の保障値 NANDフラッシュ書込回数
※損失含まず
crucial MX100系 73TB 1日40GB書き込み 562回(容量128GB)
286回(容量256GB)
141回(容量512GB)
シーゲート系
600 SSDシリーズ
36.5TB(容量120GB)
72TB(容量240GB)
72TB(容量480GB)
1日20GB書き込み
1日40GB書き込み
1日40GB書き込み
304回(容量80GB)
304回(容量120GB)
152回(容量480GB)
プレクスター M6Sシリーズ 73TB 1日40GB書き込み 562回(容量128GB)
286回(容量256GB)
141回(容量512GB)
OCZ Vertex 460シリーズ 21.9TB(3年保障値より逆算) 1日24GB書き込み
(3年で1日40GB)
182回(容量120GB)
91回(容量240GB)
45回(容量480GB)
インテルSSD 530 36.5TB(5年保障値より逆算) 1日20GB書き込み 456回(容量80GB)
304回(容量120GB)
203回(容量180GB)
101回(容量360GB)
76回(容量480GB)

SSDの磨耗状態(寿命)の誤解を避けるため、2014年8月現在、メーカの公開情報を提示しておく。メーカが品質保証しているSSDの書き込み総量は36.5~73テラが多い。現在、一流メーカが公開している動作保証はこれだと理解して欲しい。

■耐久テストの対称軸としての書き込み速度

SSDの耐久テストは可能性の一つとして速度とのバーターである可能性がある。ゆえに書き込み速度を提示する。SSDを構成するNANDフラッシュメモリの書き込み速度はイレーズ(消去)速度と密接な関連がある可能性がある。大エネルギーでNANDフラッシュメモリをイレーズすれば当然速度が速くなると推測でき、低エネルギーでゆっくりイレーズすれば遅くなると推測できる。
次の図は加速寿命テストプログラム「ssd_full_cmd」による速度オプション-Sを付けた計測結果だ。測定は各SSDに対して1アクセス1測定の原則に従い行った。「ssd_full_cmd」は一回に10GBのデータを書く。SSD内蔵のキャッシュメモリを瞬間的に蒸発させSSDの素顔の書き込み速度を調べる。

SSD 書き込み速度

※現在、各種作業を掛け持ちしており、上の図には本SSDは編入できていない。注意されたい。

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■一般ユーザの1日の平均書き込み量の算出

SSDの耐久性を考えるに一日の書き込み量を理解する必要がある。これを10GB/日と計算する。この数字は「SSD寿命カウンタ」を設定しているPCにて測定した。「SSDの一日の書き込み量の調査」を根拠としている。

ssd_opthttp://ssdopt.dnki.co.jp/

OSの設定をSSD用に設定するフリーウェアを配布している。OSの設定に不安を感じる人は利用されたい。

■計測データ

sanultraplus

■2015.03.19 328テラバイト書き込み済み

SanDiskの純正ツール「ダッシュボード」を入手、これの測定結果を出す。この「ダッシュボード」の特筆すべきところは寿命測定機能があること。従来、健康状態というのは見たが寿命という切り口は始めてみた。側聞であるがインテルの「SSD TOOL BOX」も寿命があるとのことです。

SanDisk ダッシュボード 寿命

現在、残りの寿命が5%との事。(´・ω・`)

総寿命345テラバイト = (328テラ  ÷ 95) × 100

SanDisk ダッシュボード アクセスモニタ

あと面白い機能としてアクセスモニタが付属する。SSDへのトラフィックを可視化する機能が付属することは評価できる。

念のために現在のCrystalDiskInfoの表示を記録しておく。

150319C

スクリーンショットを取るにあたり、下が少し欠けたのでスクロールしたのが下の図となる。

150319D

 

■2015.04.15 約500テラバイト書き込み済みで終了

約500テラ書き込んで損壊した。記録ではエラーが発生していない。故障の症状はスペースデデフラグで書き込んだダミーファイルをベリファイテストを書けたところ処理が固まるというもの。ファイルを読み取りで処理が停止するというものだ。

最大書き込み量

CrystalDiskInfoの画像をショットを入れておく。

150414A

150414B

■総論

このSSDはS.M.A.R.T.の値からは簡単には寿命をとれなかった。純正アプリは寿命を取っている事からS.M.A.R.T.の生の値から算出できると推測する。

寿命は東芝19nm系の一般的なものと言えると思う。SSDの寿命は十分かという問いにはハンバーガーヒル過ぎて解答できない。このサイトの運営を開始してから感じる事は次の事柄の延長線上にある。筆者がどういう感情を抱いているかはあえて記載を控える。

  • 120GB級SSDではハイバネをOFF、仮想メモリを適切に指定しないとSSDの数十%をムダに浪費する。従いこの辺のケアをSSDメーカは標準で実施する気配りがないとビジネスマンとは言いがたい。
  • メモリ系の設定をきちんと実施すれば平均的な書き込み保証値である73テラバイトで十分である。10年間の平均書き込み量は40テラゆえに73テラで20年に少し欠ける耐久性が担保できる。120テラあれば30年相当となり十分である。しかしなあ、前述のとおり、メモリのケアをしているメーカを聞いた事がない。Intel SSD ToolBoxはこの辺をしていそうな気がするが聞いた事がない。
  • メモリ関連のケアを無視した場合、最悪の組み合わせで1日の書き込み量は100GBくらいになる。そうなると10年間で400テラバイトの書き込みが発生する。そうなると20年で800テラ、30年で1200テラバイトとなる。

メモリ関連のきちんとしたケアをするならばSSDの総書き込み量は30年120テラバイトで十分である。死ぬまで愛してという歌が存在したが現実的には原価償却期間の5年、その2倍で10年、さらに余裕みて15年が現実的に必要とされる耐久性だと思われる。

メモリのケアをしないのであればこれに3倍~10倍が書き込み容量となる。今市場にあるPCはメモリが4~32GBがほとんどだろう。8GBメモリ機ならば約30GB/日。32GBメモリ機ならば100GB/日を考える必要がある。

ケアすれば一日10GB程度で極め打ちして使用量の計算ができると思う。そうでない場合は10~100GBのバラつきが発生し安全係数として10倍の余裕を持つ必要がある。

 

■SSD寿命カウンタへのフィードバック

本記事は、「SSD寿命カウンター」、延命高速化ソフト「プチフリバスター」、NTFSのSSD最適化ソフト「SSDブースター」の検証資料の作成も兼ねている。

plxt

「SSDカウンタ」カウンタは全てのSSDに対応している。SSDへの書き込みを累積カウントするアクティブ方式を採用しているからだ。加えてS.M.A.R.T.により加齢情報を取得できる場合はこの情報を使い、より正確な寿命を測定する。

SSD寿命測定

このSSDのユーザはこれでこれで寿命の問題から開放可能だ。。

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