intel 530Series 120GB 徹底レポート


インテル Boxed SSD 530 Series 120GB MLC 2.5inch DaleCrest Reseller Box SSDSC2BW120A4K5
intel製 SSD 530Series 120GBを各種ベンチマークテスト、消費電力測定、ダメージテストを実施しました。

■LPMの対応チェック

まずはLPM(節電装置)の対応をチェックししました。
現在使っているディスク装置がLPMへ対応しているかを調べるツール「LPMChk」を使用。
lpmチェック

こちらのSSDはLPMに対応しています。
intel lpm

530 シリーズには携帯電話のスタンバイモードと同様の低電力モードがあるとの事なので、
さっそく消費電力も探っていきます。

■消費電力測定テスト

ベンチマーク測定時にSSDとPCを繋ぐ5Vの電源供給ケーブルに0.1Ωの抵抗を入れこの間の電圧を測定し、流れる電流を逆算しました。

今回は
シリコンパワー Slim S55 (赤)
CSSD-S6T256NHG6Q (黄)
ADATA Premier Pro SP600 (青)

の3製品と比較してみます。

intel 530 消費電力

本SSDは緑の線です。

待機電力は低かったです。
読み書き発生時の消費電力はSSDの中でも高い部類に入ります。

待機電力こそ少ないものの、読み書き時の消費電力が高い傾向にあります。
グラフの挙動を見るとADATAのSSDと同じ動きをしているのが興味深いです。

■CrystalDiskMark3によるベンチマーク

CrystalDiskMarkテストは64ビット版で実行しています。

CrystalDiskMark3でテストする時は基本、デフォルトを選んでいます。
サンドフォース製のコントローラを採用しているメーカはここを、0FILL, 1 Fillにしている場合があります。
0FILL, 1 Fillだとデータの内容が同じためデータを圧縮して高速化を狙っている機種だとスコアが伸びるのです。

本SSDはCrystalDiskMark3計測時のスコアのバラつきが激しかったです。
何回か計測し、妥当だと思われるスコアを張ります。
intel128GB 比較 まとめ
書き込みがあまりいいスコアではありませんでした。
速度を気にするユーザーは物足りなさを感じるスコアかと思われます。

価格帯を考えるとADATA Premier Pro SP600 128GBがスペックなど比較して、
競合するとも言えます。

ADATAとの比較はこちらで

メーカーのHPでは毎秒最大540MB/480MBの読み込み、書き込みを謳っていました。
ベンチマークテストの結果、毎秒458MB/168MBとスコアが振るわなかったです。

CrystalDiskMark3の設定をデフォルトではなく、0Fillに設定して再テストした結果
495MB/493MBとスコアが上がりました。
intel ベンチ 0fill

 

ランダムデータの書き込みだと速度低下が目立ちます。

■AS SSDによるベンチマーク
intel ベンチ AS SSD

■ATTO SSDによるベンチマーク
intel ATTO テスト128GB 比較 まとめ

■ダメージテスト

どんなSSDも使っているうちに必ず遅くなります。
SSDがプチフリ現象を100%克服したとしてもNTFSフォーマットである限りは絶対に速度劣化現象が現れると思った方が良いです。
理論上、ありえないほど最悪の状況を作り出すソフト「スペースデデフラグ」を利用し
SSDの内部構造をミジン切り、極限にSSDを追い詰めます。

スペースデデフラグ

デデフラグで断片化した後も書き込みのスコアは断片化前とあまり変わっていませんでした。
ADATAのSSDと同様に機能追求よりも動作の安定性に比重を置いたSSDだと思います。

intelデデフラグ 比較

■総評

実際にスコアを取った値を考えると、他社製品に比べて割高な感じもします。
コスパを求めて他社のSSDを取るか、あるいは安定のintelブランドを取るか否か….

「530シリーズには携帯電話のスタンバイモードと同様の低電力モード」とありましたが、
実際に調べた感じだと、待機電力は低かったです。
ただ、消費電力は他社より優位性は見られませんでした。

ダメージテスト時にディスクの断片化に対する耐性は素晴らしいと言えます。